2011年3月3日木曜日

ナインメディア

今日はANPOの試写会でした。150名のキャパに5名の観客という贅沢な試写会でした。映像ホールの貸し切りはいいですね。
映画の詳細はこちらを→http://www.uplink.co.jp/anpo/

岸信介がA級戦犯を逃れる代わりに、アメリカと密約を結んでいたのは、アメリカの公文書から明らかになっています。これは昨年、東京外国語大学の西谷修さんの講演で聞きました。興味のある方はレジュメがあるのでご覧下さい。
http://www.peace-forum.com/houkoku/100301p.html

日本の保守合同、いわゆる55年体制は、CAIが背景にいたことは事実のようです。そのほか読売新聞の正力松太郎もCAIと取引したのは有名な話ですよね。マスコミを含め、日本の政治がアメリカの都合のいいように操作されているのは確かだと思います。沖縄の基地、TPPに至るまで、アメリカの影響力が見えます。しかし、だからといって、全てがアメリカの思惑通りにいったのではないと思います。とくに、アメリカがくれた憲法9条は、アメリカにとって最も足かせになっているのではないでしょうか。南米から始まった脱アメリカの動きは、これからアフリカ、中東にも広がりそうです。日本だけが、相も変わらずアメリカに従属するのでしょうか。鳩山前首相が言った東アジア共同体は、中身がからっぽでしたが、これから肉付けしていくのは、むしろ市民の方でしょう。

これまでやってきた運動を振り返ると、沖縄、安保、北東アジアの軍縮、格差問題等々、アメリカと関係しないものがないくらいです。となると、日本の「自立」「独立」がキーワードになるのですかね。ラミスさんが残した宿題をやりながら、5月3日の映画上映の後、何をするかを考えていきましょう。

ナインメンバー
有田

2011年3月2日水曜日

やっと入りました…。

ホームページ担当さんのご指導を受けて、やっとブログに書き込むまでたどり着きました。ありがとうございました。(しかし、ここに入るまで思ったより大変ですね…。)

さて、今後、できれば、「ナインにいがた」のホームページとこのブログ欄、ちゃんと活用できればと思います。
「改憲」をストレートで目指した安倍政権の時は大変でしたが、それ以後、日本の政治にはむしろそれどころではないたくさんの問題が噴出し、しばらくは憲法問題を大上段に語るような余裕がなくなっていました。

しかし「ナインにいがた」は、この間も、貧困問題や格差問題、あるいは沖縄米軍基地問題などの差し迫った問題と憲法9条の接点をさぐる活動を続けてきました。

これからは、ブログやホームページを活用することで、新潟の今までご支援くださった方々に新しい人々の輪も加えることができたらいいなと思っています。どうかよろしくお願いいたします。

ナインにいがた共同代表 佐々木寛

憲法をめぐる様々

こんにちは。共同代表のひとりの新津厚子です。

佐々木さんはここまで入るのが大変だったといっていましたが
私は特にそんなことがなかったので、やっぱりデジタル・デバイトは
深刻だと思いました。馬鹿にしていません。

この活動にかかわって8年以上でしょうか。
憲法についてのディスカッションはあからさまにしにくくなったと
言われていますが、憲法を前面に出さなくても、私たちの日常は
憲法にかかわる問いに囲まれているのだと思っています。

たとえば地方分権をめぐる最近の研究では、
憲法改正が政治的な地方分権化の政策であると考えるものもあります。

日本は統一地方選挙をするので、それだけでも地方分権じゃないのではと
いう議論もあり、憲法もひとつひとつ見ていくと変えなくていいもの、かえたほうが
いいもの等様々あることに気づきます。

別にガチガチの憲法マニアになる必要もないと思うのですが、
自分たちで様々な選び取る生き方をしたいとは思います。

私はそのためだけに
この活動を続けているようなものかもしれません。

ではでは!補足ですが
今LAでアメリカのマイノリティアートについて調査中です。
UCLAの専門図書館で嫌がられながら調査しています。

滞在先はLAのサンタモニカですが、ビーチがすぐ近くに
あり、こんなところにきたら勉強できないと思いました。

にいがたの皆さんにもどうにかこの調査結果を還元したいです。
ではでは、またー。

新津 厚子